【書評】「ザ・コーチ」(谷口貴彦)
「ザ・コーチ」の書評についてです。
この本は私の大好きな本の一つです。
谷口貴彦さんというコーチングをされている方の本ですが、目標設定のコントロールの仕方についてわかりやすく書かれている名著です。
この本の要約ポイント
目標、目的の言葉の意味が違う。目的は成し遂げようとする事柄、目標は目的に向けての目印。山の頂へ行くために必要なことは絶対的意図、真実の動機である。
目的のベネフィットはそれにより共感する仲間が集まる、精神的に強くなる、達成感を得られる、経験を手に入る、ゴールを意識して情報をキャッチする能力が高まる、選択力と決断力が磨かれる、痛みや喜びに共感できる人間味が出るという、目的達成以上の大きなものがえられる。
ゴールへ向かうために知識、能力、ツールと分けて、達成するための手段を整理して検討する事が重要である。
などです。
この本の感想
この本は人生の目的、目標の意味を整理して、目的に近づいていくためにどのようなことをしていくべきなのか、目標管理をどのように行っていくべきなのかをわかりやすく説明した目標管理のための本です。本自体は、営業サラリーマンの星野と老人大蔵さんの二人のやりとりで進んでいくストーリー調で、誰でもわかりやすくスラスラと読んでいくことができます。大蔵さんが私の名前と同じだったのでこの点でも親近感がわきました。
著者の熱いメッセージが溢れていて、この本は読み終えた時に涙が出るほど感動しました。映画を見て感動することはあっても、本を読んで思わず感動して涙が出たのはこの本がはじめてです。
この本のアマゾンのレビュー評価は圧倒的で、多くの人が本に共感していることがわかります。
私が他の投稿で伝えているとおりの、目標を設定して、ゴールへ向かう意義については、そこで得られる経験、価値観に価値があるという点、私の伝えたいと思っていることと重なりほんとに共感できる内容でした。
この本を読んでコーチングに興味を持ち実際勉強するに至りました。「ザ・コーチ」シリーズは3作のシリーズものですが、そのどの本持おすすめですが、特にこの1作目がおすすめです。
わかりやすさ 5
奥深さ 4
おすすめ度 5
佐藤大蔵