頑張る中小企業を応援する情報発信

弁護士に相談をするときに必要な準備

WRITER
 
法律相談
この記事を書いている人 - WRITER -
札幌の弁護士、パートナー型コンサルタントの佐藤大蔵です。前向きに頑張っていこうという中小企業の経営者を全力でサポートする活動をしています。

こんにちは、佐藤大蔵です。

今日は弁護士に初回の法律相談をする時にするべき準備やどのように法律相談に望むことがが大切かという点についてお話したいと思います。

 

初回の法律相談の前にどのような準備を進めるべきか

 

重要な準備は以下のとおりです。

 

情報を整理する

②必要な資料を準備する

③相談時にはできるだけ感情よりも事実という点にフォーカスして話す

④自分にとって不利だと思うことも話すこと

⑤自分はどのような解決を望んでいるのか整理する

 

 

それでは、順番に見ていくことにしましょう。

 

情報の整理

 

弁護士に法律問題をするときに、まず準備してほしいのが、

情報を整理するということです。

できるだけ相談前に、トラブルの相手との時系列でのやりとり、どのようなことがあったのかなどの情報をA4の上にパソコンなどで情報を整理するためにタイプして持参するようにしてみてください。

パソコンが苦手であれば、手書きのメモでも構いません。

登場人物が多いのであれば、登場人物の紹介なども入れてもらったほうが良いかと思います。

弁護士もたくさんの案件を抱えている中で、相談に望んでいる中で、はじめに整理表作っておいてもらえると、受任したあとにも情報を記憶換気しやすくなりますし、相談時に理解が進みやすくなり気になる点などを聞きやすい状況になります。

事件が複雑であればあるほど、整理表の存在は重要になります。

 

関連資料の整理

 

次に、関係する資料の整理です。

資料というのは、相手方とのやりとりの書面やメール、写真、見積書、契約書など、今回のトラブルに関する一連の資料ということです。

弁護士にとっては資料の確認は非常に重要となります。

というのは、弁護士はあくまでも証拠がなければ自分たちの主張が容易に認められるものでないと理解してるうため、証拠がどれだけあるのかについては常に気にしています。

そこで、事件と関係するかよくわからないなという資料についても、とりあえずは資料の収集をして、できるだけ持参するように準備してください。

相談者の話を聞きつつ、資料も確認して、話に矛盾している点がないかなども確認するのが、弁護士として重要なことになります。

次に実際の法律相談時の対応についてです。

 

感情よりも事実にフォーカスして話すように

 

法律相談時は、書いてきてもらった整理表に即しながら、事実をベースに伝えることにフォーカスしてください。

よくあるのが、相手方に対して「こんなことを言われた〜」「私としては〜だと思っていたのに、なんで〜なのか」など感情面ばかりの話に終止される方です。

弁護士に相談にくるということは、その問題をどのように対応するべきかアドバイスを求めているわけだと思います。

そうであれば、弁護士が的確なアドバイスをできるように、重要な点にフォーカスして話したほうが、より的確な処理ができるように、進みやすくなります。

まずは感情面よりも事実面に注目して、話すようにしてみてください。

弁護士はカウンセラーではないので、感情面を落ち着かせたり、少し不安定だなという方であれば、私は弁護士に相談することよりも、カウンセラーなどへの相談をすすめることもあります。

法律紛争となっても、ストレスはかかりますから、精神面に問題があるのであれば

心のケアーは最も優先されるべきかと思います。

また、弁護士も相談の時間などは決まっているかと思いますので、時間内に的確なアドバイスをするという点でも、事実、時系列の把握が重要となりますから事実にフォーカスしてはなすようにしてみてください。

その際に、もう一つ、話の主語、日時については、きちんと話すようにしてください。

できれば、5W1Hまで意識して話してもらえるとスムーズですが、初対面の相手に整理して話すことは難しいと思いますから、とりあえずは主語、日時についてきちんと話すことが大切です。

当たり前のように「こうして、〜このようなことがあって、こうなった」など話す人がいますが、誰がしたことかはわからないまま話が進みますし、時系列も非常に重要なファクターなのに抜けてしまいます。

これらの点を意識して、丁寧に伝えるようにしてみてください。

 

自分に不利な事実・不都合な事実をきちんと伝える

 

次に、自分にとって不利だと思うことも伝えてみる。

事実を話すということが重要ですが、自分にとって不利なこともきちんと話すようにしてください。

自分にとって恥ずかしいことや不利なこと、言いたくない事はあるかと思いますが、嘘をはなして、あとで話が違ったというのは非常に問題です。

後に弁護士との信頼関係にも関わり、最悪の場合辞任になるなどもあり得る話です。

弁護士は原告も被告もいずれも対応しますから、悪いことをしてしまったなどの人の話を聞くのもなれていますし、そのような方の代理人をできないという人はいないと思います。

事実を受け入れて、前に進んでいこうという人の背中は押してあげたいと思いますし、

少なくとも私は、きちんとした対応できるという人であれば、問題なく受任するケースが多いです。

そのため、自分に不利になることも、事実にそくして話すことは意識してください。

その方が最終的な解決もよくなることは間違いないと思います。

ここは非常に重要なので、ぜひ抑えておいてください。

その上で、相談者が気になることについては、ぜひ聞き漏らしがないように、メモをしておいて、是非積極的に質問をしてみてください。

気になる点を留めて、事件の受任を任せるべきではないですし、その質問は弁護士にとっても気づきになったりする可能性が高いです。

その上で、今どのようなことをしていきたいのかについて、考えを整理しておいてください。

 

どういった方向性で事件を解決していきたいか

 

どのような方向性で何がしていきたいのか、

この点は、すぐに整理することは難しいと思います。

ですが現在の段階での気持ちを暫定的に整理しておくことも重要です。

キチンと伝えたいことを伝え、弁護士に事実をわかってもらうということが重要です。

事実をわかってもらえれば、法律の専門家である弁護士が法律にあてはめて、アドバイスをくれます。

 

事実を整理して話すといことにフォーカスして、初回相談に臨むということ

を意識してみてください。

佐藤大蔵

 

この記事を書いている人 - WRITER -
札幌の弁護士、パートナー型コンサルタントの佐藤大蔵です。前向きに頑張っていこうという中小企業の経営者を全力でサポートする活動をしています。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© パートナー弁護士 佐藤大蔵ホームページ , 2019 All Rights Reserved.