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あの人は天才だから自分では無理・・・なのか

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天才・不公平か
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札幌の弁護士、パートナー型コンサルタントの佐藤大蔵です。前向きに頑張っていこうという中小企業の経営者を全力でサポートする活動をしています。

こんにちは、弁護士の佐藤大蔵です。

今日は、あの人は天才だから、頭がいいからできるけども、わたしには無理・・・なのか?

というテーマでお話したいと思います。

天才にかなわないとあきらめるべき存在なのか?

 

あなたの周りにも頭がいい、仕事が圧倒的にできる、年収が高くて、エリート街道を進んでいるというレベルの高い方たくさんいますよね?

天才と呼ばれる人にあなたは絶対にかなわないのか、

ということについて私なりの意見を伝えたいと思います。

結論からいうと、

たしかに天才の中でも断トツの才能を持つ天才はいる。

けれども、天才だから自分はかなわないとあきらめてしまうことは、自分を信じることができていないだけだと思います。

 

厳しい言い方ですが、努力することを怠って、天才だと突き放してしまっているだけです。

自分がより良くなる選択をあきらめてしまっているだけだと思います。

大学時代や司法修習時代の体験談

 

私はこれまで、いろんな頭のいいひと、天才的だなという人をみてきました。

大学時代、大学院時代、法律家となるための司法修習(研修時代)、そして今弁護士として、頭のいい人と話す機会がたくさんあります。

 

大学時代には、株をやったり、起業をしようとしたり、学生時代にサークルと両立しながら公認会計士をとったりと、ととんでもないことにチャレンジする人

 

大学院時代は、法律の勉強ですさまじい才能の猛者、頭の切れる人をたくさん見てきました。

今ももちろん、弁護士として、様々弁護士と話をしたり、証人尋問をしたり、議論したりしますが、皆さんたしかに弁護士だけあって、頭がよくて、本当に優秀だなと感じる人がたくさんいます。(弁護士だからそれはそうだろと思われるかもしれませんが・・・)

司法修習時代のハイパー天才たちの生活

 

そんな中でも、私が、人生の中で一番、天才、優秀な人たちと触れてきたのは、司法修習時代だったと思っています。

司法修習とは、大学院を出て、司法試験に合格した人たちが、1年ほど研修のために、裁判所、検察庁、弁護士事務所で、それぞれの立場を体感し、実務を勉強する期間のことをいいます。

司法修習では、合格者が、47都道府県にそれぞれ、勝手に配転され、国から生活費のお金を借りながら、研修をさせてもらえるという制度です。

私も350万円ほど最高裁判所から借金をして、研修を受けました。笑(今は制度が少しかわって毎月15万円ほど給与がでるようになったようですが、私たちは毎日8時間研修を受け、給与などはなしでした)

司法修習時代の話の詳細はまたどこかでしたいと思います。

私は、実家の東京を離れ、いってみたかった、札幌へと配転となりました。

札幌に配転されるメンバーは、半分ほどは札幌が地元のメンバーもいるのですが、

あらかじめ東京、大阪など地元で就職先早い段階で決まっているメンバーが多かったのです。

そして、早い段階で就職先が決まっているメンバーというのは、

東京の大手4大事務所などというとにかく大きな事務所に、はじめに内定をもらっているつわものぞろいです。

優秀な司法試験合格者の中でも、さらに圧倒的上位合格者が多く、その優秀さはすさまじいものがありました。

彼らは、既に司法試験合格者の中でも、一番早く内定を得ているため、リゾート気分のようなつもりで、半分遊び感覚くらいで、修習に来ているのです。

断言していて、きょうちょうされてしまいますが、雰囲気としては事実です笑

大きい事務所に入ると社畜のように働かされると聞いていましたから、とにかく最後の時間だと思い切り羽を伸ばそうとする人が多いのです。

 

私はこれまで、高校、大学、大学院といずれも慶應義塾大学に通っており、司法試験の勉強をしている予備校などでも、周りは正直いって頭のいい人多いなと感じていました。

 

しかし、中でもこの札幌での研修メンバーはすさまじいレベルの高さにあったと思っています。

そして、そんな優秀なメンバーと密に時間をすごすことができ、彼らがどのようなことを考えて、普段生活しているのかなど、メンバーからたくさんのこと学ぶことができました。

スキルをつけようとする姿勢の高さと圧倒的な努力

 

彼らは、既に就職先が決まっているので、とにかくよく遊んでいました。

研修が終了するとみんなで、バスにのって、スキー場で夜スノーボードをしにいったり、北海道各地にみんなで遊びに行ったり。

 

けれども、とんでもなく頭が切れる天才だと思われる彼らは、圧倒的に勉強していました。

研修中だというのに、裁判官と同じ部屋で見られないように、スペイン語、中国語を勉強していたり、

毎週土日に英語テストを友人同士集まって行って、研修とは全く関係ないTOEFLの単語帳を500円ほどのお金をかけてがちで勉強していたり、

みな自分なりに何か学んでおこうと決めた分野のことを、誰から言われることもなく勉強していたのです。

私は正直、司法試験が終わって、脱力気味で、やり切った感がでてしまい、なかなか勉強に戻れないような状態でした。

しかし、彼らは誰に言われる、指示を受けることもなく、今後時間がなくなるから、子の勉強は今しておいた方がいいよねみたいに、

自分で考えて、自分から進んで時間を作って勉強していたのです。

研修中もメリハリを利かせて、あまり集中する必要がないというところはさぼりつつも、自分がやろうと決めたことについては、圧倒的な努力していたのです。

 

単語帳を忍ばせて、細切れの電車や移動の時間に見たり、気づかぬうちに、~の資格をとったよなんて話しているのです。

自分の努力のなさを自覚する

天才だと思っていた彼らの意識の高さを目の当たりにして、彼らを自分とは違うスキルをもっているなと少し遠い存在だと思っていた自分が、恥ずかしく思えて、情けなく感じました。

彼らは圧倒的に努力していると思いました。

 

努力とは考えることを諦めないこと

 

そして、何よりも頭の切れる天才だと思っていた彼らは、圧倒的に頭を使っていたのです。

普段から、あれはどうだったろう、こうかな?など

ぼーと電車にのって、待っているのではなく、何もなくても頭を使おうと努力していました。

 

何もない時間に頭を何もしないで待っているという受け身ではなく、

何かできることはないかな、あの事案はこうだったけど、こう考えることはできないかな、

など頭をフル回転させているのです。

天才は頭を動かそうとする努力をしているから結果的に、早く考えることに慣れている

 

もちろん、そういった能動的に頭を回転させているから、普段の私たちから見れば、

頭が切れきれだ、すごい、天才だと感じるかもしれません。

 

けど、私から言わせてもらうと、彼らは圧倒的に努力しています、

考える努力を怠らず、自分でこうしたら、こうなるのではないかなど、

自分で考えることを一つ一つ丁寧にやっています。

 

頭を動かす努力をしているから、たしかに早く考えることに慣れています。

無意識にできるレベルが速いというのは事実ですが、

それはその人がそれだけ努力をしてきたという結果にすぎません。

人よりも天才に見えるだけです。

 

天才だと決めつけて彼らを突き放していいのか

 

そのような人たちを天才だからと、あきらめてしまっていいのでしょうか?

 

たしかに、こいつ頭良すぎるという人がいるのは事実です、先天的に頭良すぎて不公平だと感じる人も中にはいます。

けれども、私はこの研修時代で、天才だと思っていた人は圧倒的に努力して、スキルをつけることを考えていた人たちだったんだと、雷を打たれたような気分になりました。

自分には無理というのは、天才の努力を否定して、自分を守るための方便だと思います。

 

言い方を変えると、自分を守っているようにみえて、自分が今のままであることに安心している、レベルアップすることを諦めているということですよね。

 

自分で考える努力をしよう

 

何度も頭を使って、ぐるぐると考えることが重要です。

まとめノートを作ったり、つまらない授業をただ書き写して授業を受けているだけでは、努力しているとはいえません。

天才だからといって、不平不満をいったり、あきらめたりしているのは本当にもったいないです。

とにかく自分の頭で考えてみる、勉強しようとしてみるという姿勢の努力をすることが大切です。

そうすれば、少しずつ誰でも天才の思考方法に近づいていきます。

天才だからと、あきらめないでほしい。

私は、小学校の時クラスで、ビリの成績をとってすごく悔しい思いをしました。

周りには頭のいい人ばかりで、司法試験は無理だと思いましたが、

合格することができました。

とにかく自分を信じてあげてほしいです。

ぜひ一歩踏み出す勇気となったらうれしいです。

 

佐藤 大蔵

 

 

ただ人生を諦めている

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