【書評】「神トーク」(星渉)
書評「神トーク」(星渉)についてです。
こんにちは佐藤大蔵です。
今日は、星渉さんの新著書「神トーク」が出版され、私もこの本を読みましたので、書評を書きたいと思います。
要約
人は安心できる人とつながりたい気持ち、承認欲求を持っている。そのため、安心感を与えられる人に人は集まる。安心感を与える人とは、人の話を聞いて受け止めてあげる人。
そのため、人のはなしを聞くときに絶対に否定しないことが重要。
人は生存本能から、負の感情記憶に残りやすい。これは誰かに否定されることを避けるためにトラウマ的に記憶に残すため。
そこで、話を聞く際、否定しない事が重要。
受け入れるではなく 受け止めてあげる。
相手の話を聞くときは相手の主張の背景、理由を聞いてあげる。なぜそのような行動をしているのかを確認していってあげる。
感想
著者の前作、「神メンタル」を読みましたが、「神メンタル」は非常に論理的で、かつわかりやすく目標に向けたメンタルの保ち方について書かれてとおり、とても良い本だと思っていました。
そこで、今回の「神トーク」についても読んでみました。
著者の本の特徴はとにかく論理的でわかりやすく内容が説明されていることです。
今回の本でも、そもそも「人を動かす」ためには何が重要なのか、自己重要感、安心感がなぜ重要なのか。
自己重要感を高めるためにはどうすればよいか。逆に他人の自己重要感を傷つけるとどうなってしまうのか。
一本の筋が通って論理的に文章が展開されているため、著者のメッセージがすっきりと伝わってきてとてもわかりやすくかかれています。
本の内容は、名著「人を動かす」の考えをベースにしつつ、コーチングの手法を星さん流にアレンジしている内容かと思いますが、非常に有益な情報ふんだんに盛り込まれています。
取引先との交渉を上手く進めたいサラリーマン、家族内での会話をスムーズにしたい方、部下を成長させたい上司など、人と向きあってコミュニケーションをとることが多い人が読むと参考になる点が多いと思います。
私もコーチングの手法については、理論は学んでいますが、その考え方の根拠を再確認することができました。
明日からのコミュニケーションが変わります。
とてもお勧めな本でした。
評価
わかりやすさ 5
奥深さ 4
おすすめ度 5
90点